NARUTO最終話読みました!
すげー長文な上に盛大なネタバレもあるので以下に折りたたんでおきます。
まだ読んでいない方、ネタバレ回避したい方は以下は読まないでね!
読む前までは読後には「先生お疲れ様でした」って言葉が出るだろうと思っていたけど、読み終わったあと出た第一声は「ありがとう」でした。心の底からそう思った。
NARUTOにハマって、この日本漫画史に名を残す偉大な作品の完結にリアルタイムで立ち会えたことに感謝したいし、岸本先生にはこのお話を創ってくれてありがとうと言いたい。
さて話は脱線して自分語り入っちゃいますが、ここで語らないと語る機会もなかろうから以下にしたためておきたい。
わたくしがNARUTOにハマったのは忘れもしない2008年の初夏でありました。それまでは「アー、名前くらいは知ってる」程度の存在で興味も無かったんですが、村樫氏にNARUTOとカカイルが面白いよって勧められて読み始めたんです。NARUTO(カカイル)初期から追いかけてる方に比べたら断然ひよっ子の後期参入組であります。当時確か42巻まで出ていて、読み始めたら止まらなくて2日間ほどで1巻から42巻まで一気読みしました。
わたくしその頃までオリジナルBL創作をオンラインのみでやってましてね、一次創作だから「公式」なんてものも当然無く、一般漫画はずいぶん長い間読んでなかったんです。ジャンプ漫画に至っては中学で卒業して以来です。そこで久々に読んだ王道ジャンプ漫画の面白さ、勢い、熱さ、絵、全部にすごい!って感激しました。かかしくんカッコ良すぎワロタwwwにもなって、そしてすぐにカカイルの薄い本を買い漁り沼の底までハマりこんでサイトを作って二次創作開始して今に至る!
ぶっちゃけ当時「なんで今ごろカカイルなの?」と言う知人もおりました。カカイルが二次創作全盛期だったのは2001~2003年くらいだったのかな?よく知りませんけどたぶんそれくらい。しかし今ごろも何も、今ハマったんだからしょーがねーだろ!と開き直って2009年1月からオフ活動を始めました。
中学の頃から同人誌という存在は知っていたし、いつかは自分も本を出してみたいと思いながらも億劫でなかなか実行に移さないままババアになったわたくしが、ついに同人誌を作る(そしてまともに漫画を描いたのもカカイルが初めて)に至らしめたNARUTOとカカイルの力な。まじこれ。
そこからはそりゃあもう馬車馬のように漫画を描きまくり、カカイルでオフ活動をし始めたからこそ出会った沢山の人々と親交を深めた、NARUTOが無ければ存在しえなかったこの6年余でありました。
そして今また、オリジナルBL描きとしてお仕事をいただいたりもしておりますが、それもこれもNARUTOとカカイルが無ければありえなかったことであります。
そういう、自分の人生を完全に変えたNARUTO、の本題に戻ります。
まあ周知の通りジャンプの看板作品はあからさまに引き延ばし作戦かまされているのは大昔からの伝統ですし、NARUTOも例に漏れずそういう時期が長かった。後期参入組のわたくしでも、正直ちょっとネムイ展開になっているなと感じる時期もありました。それでもですよ、クシナとミナトがナルトをかばって死んだシーンや、そして今回のこの最終回(正確には699話ですが)キッシーがなんとしても描きたかったであろう部分のこの熱量はやっぱり本物だって思ったんですよ。涙出てくる。
最終話もツッコミどころもいっぱいありますけどね、そんな細けぇこたーどうでもいいんだよ!て言わせられる力量、本当素晴らしい。そもそも最終話どころか1巻からケツまで終ぞツッコミどころ満載でありましたけど、物語つーのはすべてが完璧に整って破綻もなく美しければいいのかつったら決してそんなことはない。ヤマト隊長とかもうちょっと救ってあげて!と思うしイルカ先生のデコの皺は消していいよ!て思うけど、キッシーが描きたかった主題はそこじゃねーんだからもういいんだよ。よくないけど。デコの皺は消してほしいけど!
物語ってのは究極的には『面白いか否か』これだけなんですよほんと。
そして『NARUTO』は面白い。
誰かの人生を救うということ、救われるということ。
敵であったり友人であったり親子であったり形は色々ですが、15年かけてキッシーはひたすら最初からそれだけを言って、言い切って終わった。
ありがとうございました。
さてここからは腐った話もしておきたい。
いわゆるノマカプ爆撃というやつでしたね。わはは。かかしくんとイルカ先生は今の所女の影がありませんけど、キッシーのNARUTOにおける重要なテーマに「親子の絆」が明確に加わった数年前の時点でおそらく子供世代を出して来るだろうということは容易に想像できてたんで、キッシーの中では少なくともイルカ先生は既婚で子持ちなんだろうと思ってます。あえてそれ公表しなくていいんですよ!?!?!とは思いますがwww
やっぱ既婚て言われちゃうと、イルカ先生浮気しなさそうだしな~って、ホモ的しょんぼりの波が来ますけど、NARUTO世界の先生たちの幸せ考えるとまあ仕方ない。でも公表してくれなくていいんですよwwwww
なのでカカイル的妄想については、もう別にさ、それはそれ、これはこれで今までと変わりなくやってくつもりです。キャラ死亡が来たらさすがにモチベ保てませんけど、幸いかかしくんも無事に生き延びてくれましたしね。イルカ先生に「火影様…だめですこんなところで…」って言ってもらわねーと世界が始まらねーだろ!!!
ところでわたくしNARUTOノマカプについては全然こだわりとか固定観無かったんでね、ナルヒナも素直に受け入れております。受け入れるどころか多いに萌えております。なんだろうねこの生々しさ。あとキッシーは子持ちの若奥様を描くのが異様に上手い。聖なる存在へのリスペクトと、妙なリビドーとを同時に感じる。つまりヒナタの人妻感がたまらん、うむ!てなったわけです。冬コミでナルヒナ本狩るのも楽しみです!!!
そうそう、あと実は700話でわたくしが一番衝撃を受けたのは、子供ズではなくて、最後の最後、木ノ葉の顔岩の裏山に超発展した高層ビル群が建ってたことだよwwwえっ文明が急に超発達してんだけどどういうことなのwwwてなったけどツイッタとか見ても特に誰も触れてないからわたくしの目がイカレてんのかと最初思ったwww いやまあそんくらい世界が平和になって発展を遂げたのだということ、つまりそれは現代日本にイメージをかぶせているのだということくらいは分かりますけど、あまりに衝撃的だったもんで。
良い枯れオヤジになったカカイルちゃんは近未来ビルなんかに行ったら右往左往してそうで可愛いな~!
なんかまだ全然語り足りない気がしますけど、今日は腹が減ったのでこのへんにしておきます。書き忘れを思い出したらまた明日以降書くよ。
ちなみに、わたくしはまだカカイル続けますよ。冬コミで終わりとかじゃなくて。冬コミは、再録(前に初期作品を集めた1を出したのでその次のやつをまとめたい)とかかしくん火影ネタで新刊を1冊出したい。