手裏剣でポン！

さて、昨日映画見て、実はかなりでっかく心に突き刺さったことがあったんですが、昨日はまだそれが自分の中で整理できてなかったのと、意図した演出なのか自分がカカシスキーだから過剰に反応してしまっただけなのか判断つかなくて書くのを保留していた、カカシくんの写輪眼のことです。

ほらあのー、里に巨大隕石が落ちてきて、あわや！というシーンあるじゃないですか。んでカカシくんがカッ！と隕石を見つめ、そこにちょっと間があってからの、サスケが助けに来るとこ。あれって、以前のカカシくんなら写輪眼使って神威！っつて異空間に飛ばすとこじゃないですか。だからこそ、なんか妙な尺が取ってあったんだとわたくしは思ったんですよ。でももう発動しないし、そして「うちはの写輪眼」に助けられるわけです。
これ、演出としては意図してないとも受け取れるんで何とも言えなくてですね、しかしわたくしとしましては、やっぱそこに色んな意味を見出すのです。
かかしくんが写輪眼を失ったということを改めて認識させられ、なおかつ写輪眼に救われる意味な。
許されたのかなとも思えるし酷だなとも思うし…、やっぱ当面客観的に見れないな！ここは！

ところで、ヤマト隊長チラッといましたけど、もうちょっと、セリフの一言でもいいから入れてあげてほしかった。笑。中盤けっこうな重要キャラだったのにこの扱い＞＜　短期連載かBORUTOでせめて出してあげて！！

そしてこれも昨日、書くかどうか迷って村樫氏とちょっと話してやっぱ記しておこうと思い直して書くが。
ヒナタがエロイ！　びっくりした！
つかわたくし、原作最終回のときの感想で「キッシーは子持ちの若奥様を描くのが上手すぎ」て話を書きましたけど、いや映画の時点でヒナタとナルトはまだくっついてはいないですけどさ～、エロさが原作最終話から遡って引き継がれていることにびっくりしたんだよ！
巨乳だからとか美人だからとかじゃなくて……なんだろうな～、このそこはかとない作者の無意識のリビドーだだもれ感。と、それを汲み取っている作画。まあ絵ってものすごく性格や性癖がダイレクトに出るものだから原作の絵に中身がだだもれなのは当たり前だからともかく、制作陣がそれをかなり正確に拾い上げてるのがスゲーんですよ。
わたくしは、原作最終回時から周囲にずっと「ナルトとヒナタって生々しい（色んな意味で）」て言ってきたんですが、たぶんこれ分かってくださる方多いんじゃないかと思っている。

ところで、ヒナタの横顔がすごく印象的で良いなあって思ってたんですが、パンフ読んでみたらあれ意図してたんすね。キメるぞ！ってとこで画がキマってるってのは創作上とても大事なことなので、見習いたいと思います。

とりあえずこれで感想はだいたい書きましたけど、また書き忘れてることが出てきそうなので、追記があったらさらに書きます。笑。

『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』感想

わたくしは元々コミックス派で毎週ジャンプ買ってたわけじゃなかったので（さすがに完結発表されてからは買ってましたが）、原作終わったとき、翌週からナルトが無い～ていう寂しさはあんまり実感しなかったし、まだ劇場版とか色々あるし！て期待のほうが大きかったんです。
で、劇場版さっき見て、ついに完結してしまった、本当の本当に終わった～て、しんみりとも切ないとも寂しいともつかない不思議な気持ち。いま。
いや、来夏にボルトで劇場版！とかぶち上げやがりくださってますけどね笑。集英社はあっさり終わらせる気は無いだろうなって思ってましたけどね笑。

平日午前中の空いてる時間に行ったのに、そこそこ入ってたな。お客さんは、我々大きいお姉さんより、断然若い男子が多かった～。

で、映画ですが、原作の空白期間の補完てことで、原作の最終話で誰と誰がどうなっているのかはもう分かってるわけだからサプライズ演出やる必要もないわけで、ナルトとヒナタに徹底的に焦点を合わせてましたね。それがテーマがはっきりすることに繋がっていて、大変出来が良かったと思います。NARUTOに限らず、ジャンプ系の劇場版って「で？何が言いたかったの？」て脚本多いですからね。笑。

いやまあ劇場版恒例の、その謎設定何なのみたいなのはいつも通りでしたけどね。笑。里内2年で復興しすぎワロタだし、チャクラ砲て語感でニヤニヤするし、この世界観で「地球」てキーワードってなんかすごく浮くよな～とか、宇宙空間に飛び出してるとそのうち「考えるのをやめた」とか言い出さないか心配になるし。そういうツッコミどころ挙げると相変わらずキリが無いんだけれども。

それ以上にナルトのかっこよさとヒナタの可愛らしさ美しさで、またこまけーこたあいいんだよ！ってなりまんた。ヒナタの献身にナルトが応える、良い恋愛模様じゃないか～。
ていうかまじでナルト、699話から2年後の里内であんなにモテ男になっているとは。里内の色んなとこでギャルに囲まれちゃうの、薄い本で見たことあるってなった。笑。カカイルの薄い本でカカシくんがよくやられてる奴～。
んでナルトくん体格も立派になったし、当然めちゃ強いし、やばいかっこよすぎィ！　なんという頼もしい男。ヒナタ巨乳だしなんかすげーダイナミックなカップルだ。生命力と躍動感に溢れておる。

「最終的に選ぶのサクラじゃないんだ」って部分は、サクラ自身の「サスケ君に対抗して～」的なあのセリフで消化させたんだろうけど、あれは少々説明臭かったようにも感じた。しかし短い尺の中で端的に説明せねばならんわけだし、あくまで「少年」ジャンプだからな。うむ。
その他、細かいところで色んなネタ回収していて、なんか大事に作られた映画なんだなあって冒頭から最後までずっとうるうるしてました。まだ見落としてる部分もあるだろうから何回でも見たい。

でさ！
カカシくんとイルカ先生だよ。メインディッシュだよ！
以下わいの心の声。

火影カカシくんまじめに仕事してる可愛い！　ん？その秘書の女だれ！！そんなのが好みなの！？？いやいや待て待て、イルカ先生は学校が忙しいからな、しょうがないんだぜなんだぜ？！？　かかしくんの予想？勘？が当たるって、あれは自虐ネタなのかマジなのか判断しづらいぜ可愛い！　んで、イルカ先生かわいすぎか（真顔）　回想シーンでの地球最後の日って先生はカカシくん選ぶんだよね！！？？？てかなにその授業かんわいい。あとＥＤでナルトにお花とかつけてやって完全にお母さん。礼装？の先生んほおおおおおおおおおおおおおおおおお最後のその立ち位置なんですか、新郎の父母ですねわかります、カカイルちゃんかわいすぎか（真顔2回目）
ご清聴ありがとう御座いました。

みたいな感じです。
ほんと、キッシーが直接関わらない映画では長年イルカ先生は「せいぜい回想シーンに0.3秒出れば良いほう」って冷遇されっぷりだったのが、キッシーが関わりだした前作今作ではしっかりと出番があって、しかも重要な役で、もうそれだけで我々は白飯516846321杯食えるね。

しかし原作ラストがノマカプ祭りでさ、カカイルちゃんもいつなんどき急に結婚するかもしれないというスリルショックサスペンスな中、なまじ作中の世代がナルト同期からさらにその子供へ、というところで先生たちは世代交代の波に乗り遅れた格好になっていたのはかえって良かったのかもしれぬ。今後のノベライズなどの展開でも結婚しなくていいんですよ公式の先生たち…すいません、大きいお姉さんたちが薄い本でいっぱい幸せにしますんで…。

唯一どうしてもどうにかしてほしいのは、ガイ先生は原作ラストで車椅子だったから映画でもそうだったわけですけど、あのガイ先生が自由に歩けないのだけはなんかつらいからキッシーの短期連載でも夏映画でもいいからまた歩けるようになって、かかしくんとオッサン同士で対決しててほしいな。

えーとあとなんだっけ、まだ色々書き忘れてる気がするので、思い出したらまた書きます。